つのなしマーリンと少年のちぐはぐな会話

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 つのなしマーリンは、言葉が通じないことはわかりつつも、その少年のためにいっしょうけんめいいのりをこめるのでした。 「にんげんでも、やさしいこの子となら、友だちになれる気がするわ。 この子は、まだ自分のしていることの意味に気づいてないだけの、ただのじゅんすいな少年なのね。 だから、まだ大丈夫。 ねえ、せんねんサンゴよ。 お願いです、この少年にしんの自由をあたえてください。 そしてせんねんサンゴ、あなた自身もまた自由を手に入れられるように。」
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