12人が本棚に入れています
本棚に追加
そのとき、ふいにせんねんサンゴのけしんのすがたが、海のとおくのほうにかいまみえた気がしました。
つのなしマーリンは、そのすがたをおいかけようとしましたが、とつぜん海のむこうから船があらわれ、中から少年の言っていたかんきょうほご団体のれんちゅうが出てきました。
「よお、サンタロウのボウズ、異常はねえか。」
「は、はい、オカシラ、なんも異常はねえべさ。」
「おい、そのマカジキはなんだ!」
「こ、こいつあ…。」
「でかしたぞ、サンタロウのボウズ、久しぶりの食料だ。もう三日三ばんもなにも飲まず食わずで死にそうだった。」
最初のコメントを投稿しよう!