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「お、オカシラ、このマカジキはちげえんです、食いもんとは…。」
サンタロウ少年は、必死にかんきょうほご団体のなかまを止めましたが、すでにつのなしマーリンは船の上に上げられ、ぴちぴちとあばれていました…。
(ああ、わたしこのままだと新せんなおさしみに…。た、助けてー!)
「おお、すこし小さくて、つのおれだが、活きのいいマカジキだ。
さて、どう料理するかな。」
「あ、りょ、料理長…。そ、その、おらありょうしの息子だからわかんだ。
このカジキ、マカジキに見えるけんど、実はある病気になったフウライカジキだんべ。
フウライカジキがなるめずらしいかんせん症があって、そのしょうこにフウライカジキに病気のもんようのしまがここにあらわれてんだ。
マカジキのように見えっから、みんなだまされで食っちまうと、にんげんもそのかんせん症にかんせんしてしましまになっちまうんだ…。」
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