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サンタロウ少年は、ものすごいけんまくで料理長にそう言うので、料理長もそんなかんせん症は聞いたことがないと言いつつもサンタロウ少年の言うことを信じ、つのなしマーリンをまた海にもどしたのでした。
(つのなしマカジキ、はようにげろ!こんなとこいると、すぐに食われちまうだ…。)
つのなしマーリンは、少年の身をあんじながらも、大海原をすいすいとある方向へすすんでいったのでした。
「しかし、われわれは三日三ばんものまずくわず…。
このままでは死んでしまう。しましまになるくらいなら、まだマシじゃなかったのか…。」
「サンタロウよ、他に食いもんはねえのかよ。」
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