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マカジキの女の子のつのなしマーリンは、今日もよくはれた空の広がるたいへいようを、気もちよくおよいでいました。
あたりにつのなしマーリンをせいげんするものなどありません。
つのなしマーリンは、だれにもじゃまをされることなく、ゆうがに空の青と海の青にとけこんでいたのでした。
つのなしマーリンは、ひさしぶりに自由という名の青一色にそまった世界をひとりじめできたのです。
しかし、その自由の世界も、すぐに彼女の前から消えさってしまうのです…。
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