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リスさんが完全に眠りについた午前三時。
そう、草木も眠る丑三つ時…… 異変は起きた。
『ガッシャアァァァン!!』
「うわぁ!?なになになになに!?ないごっけ!?(何があった?)」
リスさんが音にびっくりして飛び起きて部屋の電気をつけ辺りを見渡すと、数時間前に空を眺めていた窓のガラスが割れて直線上にある壁に矢文が刺さっていました。
「あらいまーないごて、矢ぁがぁ!?(あらま、どうして矢が)」
リスさんは立ち上がり矢にくくりつけられた文を手に取り、中身を確認しました。
──
────
"そなたの願いは承った。早朝6時に丘のうえに来られたし。来ないと『願いの意味』が変わるだろう"
──
────
「……"願いを承った"?
ヤッター!ハーレム♪ハーレム~♪
…… じゃねーよ!もう!窓ガラス割れたし壁に穴開いたじゃん!誰の嫌がらせよ?」
リスさんはプンスカ怒りながら、文をぐしゃぐしゃに丸めてゴミ箱に投げ捨てたが、ソレはゴミ箱には入らなかった。そしてそのまま割れたガラスを簡単に掃除してまた眠りました。
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