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「…え!」
「厄介な事とは…素性が?」
シャロンが驚きカナメはミキジロウに問う、ミキジロウが話したのは本社からの内容にある。
「現時点では極東で該当するギフティアはいない…しかし、ノアの身体は紛れもなくギフティアだ」
「…矛盾しているという事ですか」
本来ギフティアは登録されオーナーも判明するはずだ…しかしノアに関しては本人のデータすら未だ確認できていないという、無論ノアに記憶がない事もあり厄介だという訳だ。
「考えられる事は…?」
「…それをこれから調べる、カナメ…その間お前が彼女の力になってやれ」
ミキジロウの言葉にカナメはうなづく…不安なのはノアも同じ、当然シャロンも協力するつもりだが…
「本格的に調査するとなると…管理部ですか?」
「ああ…話はいってるがすぐは無理らしい、その点はシャロンが分かるか」
「…前に技術交流で提携企業へ出張していると…」
シャロンには知り合いがいて管理部の上が不在と聞いたのだ、するとカナメはシャロンに言った。
「待つしかない…ターミナルの皆にも伝えておこう」
「そうですね…」
そう交わした後にノアとエルの所へ…だが!
「…ああ(汗)」
カナメの呆れ声はエルがノアにハグしてデレた姿、しかしノアは…
「エルさん…面白い人」
「…意外と平然としてます」
シャロンのつぶやき…これが夕方まで続きオフィスで報告、そしてノアを連れ帰宅するカナメとシャロンであった…
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