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とある一軒家に集う人々…その視線の先に女性が特殊な車に備えつけられた箱の前に、箱が開き女性が座ると銀髪のツインテ少女が指輪を女性につけ自らの中指にも…女性は光に包まれていくと少女は耳元で囁く。
「大切な人といつかまた巡り逢えますように」
女性は目を閉じ箱が閉じる…人々は涙を見せながらも少女と青年に頭を下げ握手をする、それを見ていた若い青年は2人の仕事に感嘆し車の後部に…2人が前方の座席に座り車がその場を去ると人々は見送るのである。
「…どうだった?今まで付いてきての感想は…」
「凄いと…思います、あれだけ感謝して回収されるなんて…」
男性…水柿(みずがき)ツカサにそう答えると若い青年は黙ってしまった、すると少女が言う。
「次はカナメとシャロンの2人で回収までの業務を行う…ので」
「…アイラ、プレッシャーになるから(汗)」
ツカサがアイラにそう言うと呆れる…アイラはギフティアでマークスマンと呼ばれる交渉から回収までを行う、それをスポッターのツカサがフォローする形だ。
「…カナメ、頑張りましょうね」
「そうだね…」
隣にいた水色のロング髪のギフティアに返しオフィスまで業務の復習をする沙竹(さたけ)カナメ、入社して1ヶ月この2人の元で仕事を覚えていた。
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