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オフィスに到着すると今回一番遅かったらしく他にいたのは現場の責任者である桑乃実(くわのみ)カヅキとそのパートナーのコンスタンス、カヅキがツカサから報告を受けカナメに聞いた。
「やれそうか?」
「大丈夫…です、水柿さんたちのおかげで業務に必要な事は分かりましたから」
「…まぁシャロンがいるからいいか、一応はツカサとアイラにもサポートの準備をしてもらうし」
カヅキの声に2人もうなづくと解散となる…が、その途上でカナメはシャロンに言った。
「明日は休みだけど…シャロン、俺1人で荷物を取りに行くから」
「え…駄目ですか?」
「あまり荷物は無いし街も見て回りたいから…」
カナメは手続きのミスで現在ホテル暮らし…翌日から寮に入ることになっていた、しかし…気合が入っている。
「水柿さんたちが使っていた部屋…どんな感じかな」
「…カナメ、ツカサさんたちの事だと…(汗)」
「有名なギフティアとそのパートナーだから、公私で…凄いと思う」
ツカサをテレビで見て憧れを抱き入社したカナメにシャロンは引き気味、とはいえそれも仕方ない…アイラはこの世で唯一消去された後に復活したギフティアでツカサと共に生きる姿に批判はまだあるが支持されている。
「シャロンて前は水柿さんのパートナーだっけ、普段の2人って…」
「…明日にします、詳しい人が他にいますから…」
シャロンは苦笑いをしてそう言う…そしてカナメはシャロンを寮に送ってからホテルに戻るのであった。
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