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朝になりカナメがエレベーターを降り部屋に向かうとちょうど同僚である絹島(きぬしま)ミチルとそのパートナーであるザックと遭遇、ミチルはカナメの荷物を見て…
「かなり軽装ね…リュックひとつなんて」
「必要な物はこっちで買おうと思って…」
カナメの答え…歳は同じだがキャリアでミチルが上だ、するとザックはそれでミチルに言う。
「カナメに世話を焼いてみる気だね…」
「うるさい!…とにかく困った時は相談に乗るから、じゃあ!」
…どうやら待ってたらしくそう言ってエレベーターに乗った、ザックもすぐに行き扉が閉まると下へ…カナメは部屋に入るとシャロンの説明で把握。
「ロフトが俺の場所か…」
「ツカサさんもロフトを使ってましたから、これから…よろしくお願いします」
「こちらも…」
改めて握手する2人…コンビは同居するという決まりがありカナメとシャロンもやっとそうなる、そしてカナメは来るまでの間に街を少し歩いてたが…
「色々と買わないとダメか…」
「後で一緒に行きましょうよ」
カナメは最低限しか生活用品を持っていなかった…まだ店は開いてない為しばらくは部屋でシャロンと話す、そこで知ったツカサの事は…
「最初はツカサさん…何も知らずに入社したとか」
「そうなんだ…」
ツカサはコネ入社である…アイラと組んでから業務を覚え独自のマニュアルを作成し後にシャロンと組んだ時も同じだった、それが今やかなりの実績を持つスポッターに…カナメは尚更ツカサを尊敬することになったのである。
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