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午後になり街を散策する2人…シャロンの案内でモールへ行く、メンバーが利用する場所は様々な施設がありカナメは必要な物を見て買い少し休憩の時…
「呼び捨てはあまり慣れないな…」
「ですがパートナーとしては…」
シャロンが呼び捨てにしてほしいと頼みカナメは渋々呼んでいたのだ、しかしカナメも呼び捨てにしてくれと言った為互いに呼び捨て…紅茶を飲みモールを後にしたその時だった。
「…?」
「カナメ、どうかしましたか?」
街の一角を見たカナメにシャロンが問う…カナメはその方向へと歩いていく、シャロンも付いていきまた問う。
「何か気になる事が?」
「…さっき何か歩いてたんだけど」
そう返しまた歩くカナメ…すると空き地に出た、その中に入ったら…
「…布か?」
少し汚れた布が…それを持とうとした時に布がゆっくりと上がる、驚くカナメは下がりシャロンもカナメの後ろへ…だが。
「…す、すいません」
「!…女の子です」
シャロンの声に頭まで布を身につけた小柄な少女は謝るだけ、カナメがふと見ると目が蒼く肌も汚れているが白い。
「…君、ギフティアか?」
そう聞いたカナメに少女は首を傾げる…シャロンも確認するが少女は分からない様子、しかも…
「覚えてないです…ここはどこですか?」
「記憶が…」
ギフティアなら記憶はあるはず…だから不明だ、カナメが少女に聞いた。
「じゃあ…名前は?」
「名前…ノア、それだけは覚えてます」
ノアはそう言って沈黙する…これが彼女との始まりであった。
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