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謎を呼ぶ彼女の処遇
「…なるほど、そういう事か」
翌朝カヅキがノアを見てそう言う…あの後カナメはツカサに連絡して一旦ツカサの家へ、ちょうど外回りだったらしくノアを連れたカナメとシャロンを迎えて話を聞くとツカサがカヅキに連絡…そして今ノアはオフィスのソファに座っている。
「…記憶がないんだな？」
「は…はい」
ノアは緊張して話すが…結果は同じ、カヅキはカナメに言った。
「今日はお前とシャロンだけの初業務だからな、彼女はここで預るから…」
「分かりました」
カナメがそう返し業務に出る…だが残るのはツカサとアイラ、事務の土器(かわらけ)レンが言った。
「緊張しなくていいよ…君の事は第1ターミナルで保護をしたから」
「第1ターミナル…」
ノアはそうつぶやき周りを見た…大柄な体格のレンの他に課長の山野辺タカオもいる、ただ…アイラが一番ノアを気にかけていた。
「もし何かあったら言って、思い出した事も…」
「は…はい」
見た目が似たタイプだからである…髪は肩までの深緑色をした姿はギフティアの特徴だ、しかし記憶がない事でオーナーを探す術がなく今はオフィスでツカサたちを見てるのみだった。
「とりあえず上には伝えてあるから…」
課長がツカサに伝え調査が行われていると分かる、そしてカナメとシャロンの業務が進む。
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