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ツカサの席の隣がカナメの場所…イスに座り昼食を済ませ一息つく、そこへカップが置かれ見ると…
「ノアさん…別にやらなくていいのに」
「いえ…何もしないよりは…」
ノアがそれを運んでいた…アイラいわくお茶を淹れに行った時に興味を持ち付いてきたらしい、それで運ぶだけなら…とアイラはノアにやってもらった訳だ。
「いただきます」
カナメがハーブティーを飲むと美味しい…アイラのお茶は専門的な知識によるものである、たまにシャロンも淹れるがアイラほどじゃない。
「…色々と知りたいです」
興味が尽きないのか業務についても聞いたノア、そこへカヅキが戻ってくると本社からの通達をカナメに話す。
「ノアは当面ここで預かるが寮はカナメ…お前とシャロンの部屋に住んでもらう」
「え…」
「保護したのは2人だからだとさ、それでノアの素性が分かるまでお前が…」
カヅキも異例といえる通達に困惑していた…新入りのカナメに任せると考えていなかったのだ、しかしノアは少しホッとした様子でカナメを見るとカヅキの問い。
「…シャロンはどうだ?」
「私は…その方がいいかと、ミチルさんたちにも協力していただき…ノアさんを保護します」
「…了解しました」
カナメは戸惑いを見せながらノアを部屋で保護すると決めた、そしてカヅキは言う。
「じゃあ早速だが午後にテスティングルームに行ってくれ、話はもう通してあるから」
2人はうなづき休憩後にノアを連れテスティングルームへと向かう、調査がそこで行われるのである。
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