~ † 願い † ~

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気が付くと、星の瞬きが薄れ、空が白み始めていた “そろそろだぜ‥” 「!?…そうね」 男性の声で我に返ると私は視線を星空から水平線へと移した 遙か彼方にある『黄泉の扉』を挑むように見据えると、きびすを返して朝焼けを背負いながら丘を下り始めた 空は何時の間にか暁色に染まっていた そして太陽が昇る瞬間…私は目元が隠れる乳白色の鬼面を外すと、朝日を受けた鬼面は溶けるように消えた 太陽が昇りきり、朝日に照らされたシルエットは、帽子を被った幼い少年の姿だった 「叶えてくれよな…」 振り向き様に太陽…いや太陽に照らされて見えなくなった星々に一言呟くと、少年は再び太陽を背にして一気に丘を駆け下りていった …これから起こるであろう… …『破滅』を… …振り払うかのように… fin .

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