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「 価値基準を他人に預けない」 自分に 自信がない という人がいます。 自信が持てないんだと言います。 自分が どういう人間かということを 他人に求めます。 他人から すごいねとか 素晴らしいと言われないと 自分は無価値な人間だと 思ってしまう。 ただここで 不思議な現象が起きます。 ほとんどの場合 自分を丸ごと受け止めてくれる人ではなくて、 他人を否定する人 人を批判するのが好きな人に その価値判断を 任せてしまうことが 多いようです。 そうなると生きていくのが非常に困難な事態に陥ります。 どういうことが起こってくるかというと 生きていく上での 大事な 軸みたいなものを 赤の他人に預ける、 または 自分と全く 関係ない他人の軸で 生きていくということになります。 軸を預けた他人と 一生 くっついて生きていければ 満足はできなくても それなりに成り立つのかもしれませんが なかなか そういうわけにはいきません。 そうなると 軸を預ける相手が変わるたびに振り回されることになります。 これでは人生が 混乱 混沌の一途をたどるばかりです。 だって他人は 基本的には あなたに対して 無責任だから。 ここで一つ例え話をしてみましょう。 ずいぶん昔の話らしいのですが ある研究者が 動物実験を行ったそうです。 動物実験って残酷で嫌ですよね。 昔は平気で行われていたんですね。 それは別として 実験用のネズミを手の中でぎゅっと握っていて。 しばらくは逃げ出そうとして暴れますよね。 でもいずれ、 あきらめて、 おとなしくなります。 そこで そのネズミを 水の中に入れます。 本来そのネズミは 泳げるネズミなんです。 でも もう逃げられないと 諦めてしまっているネズミなので 2分か3分ぐらいで 溺れてしまうそうです。 人間にも同じようなことが 言えるのではないかなと私は思います。 他人の 判断基準で 自分の価値を決めるということは 怖いです。 他人に認められないと自分は無価値だ自分はダメなんだ、 と思うことで 本来出せる力も 出せなくなってしまうことがあります。 他人に自分の人生を振り回されてしまうこともあります。 そうならないように 自分の 軸というものは 手放さないで しっかり生きていくべきではないでしょうか。
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