一章 始めたいジョーカー部

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一章 始めたいジョーカー部

「えぇっと、もう始まってんの、これ?」 「うーん、じゃぁ始めれば良いんじゃ無いですかね。部活」 「部長さん。そもそも小説なんて私達に出来るのかよ。こんな初心者に…………」 「わ、私は百合小説なら書きますけど、自分たちの部活を書けと言われましても………」 皆が口々に不満そうな意見を喋りだす。無理もない、先程連載が決まったばかりで疑問しか残っていない。 つかマジで連載するのかも危うい。 某小説投稿サイトで公表するにしても、俺達はまだ初心者に過ぎず、するとしても国語の感想文やらスワヒリ語の文字列を書く位だ。 「え? 書くのは赤司だから安心して!! そんじゃあ始めよー!!!」 『おー!!』 「軽く俺だけアウェーですよね!? 初耳ですよ部長!!」 「今日もジョーカー部、開始だよっ!!」 『おおーっ!!!』 「始まっちまったぁぁああああああああ!!!!!!!!」 ―――――じょ~か~部! 第一話 広告したいジョーカー部―――― 「小説の執筆は赤司に任せるけど、今回のジョーカー部の内容を丸々覚えないと駄目だからね」 「いやハードル高っ!? 無理ですよ部長。俺小説とか書くの初めてですし、そもそも覚えられないっすよ」     
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