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フルネーム
アレン・リ゛ル゛・ヴィスティディリア
登場作品
影おくり(シエルトルィカ)
年齢
18歳
誕生日
12月25日
性別
女
出身地
ヴァンネル皇国
一人称
僕、私
影おくり(シエルトルィカ(シェルトルィカと読む))の主人公。
民族伝承歌(スゥィルトヴァンネ)、三大美女の一人。
感情によって瞳の色が変わる民、奏歌(ソウカ)ノ民──ヴィスティディリアの一族の生まれ。
昔は必死にソレを隠して生きてきたが、今は隠さず強く生きようと決めた為、自身の血を隠さず立っている。
音屋──チェプクに住む魔女(ティルカーレ)で、同時に、軍人でもあり、教官でもある女性。
故に戦闘能力と判断能力に関しては恐ろしく高い。
実験が好きで探究心と好奇心が旺盛なところが、よく暴走して、周囲の人間をひっ捕まえては実験材料にするからもう音屋──チェプクでは大変なことになることがしばしば。
いや、もう結構多い…。
琴の演奏と歌を得意とする絶世の美女。
女王様気質で毒舌なところもあるが、今はとても優しいお姉さん。(←昔はひどかった)
親友のアンナとパートナーのレマとの相性、連携プレーはお見事。
もとは西ノ大陸に在る国──ヴァンネル皇国で暮らしていたが、今は理由(わけ)が在って東ノ大陸の「海が見える桜街」──フィレートス街に在る音屋──チェプクで暮らしている。
妹のエバを何よりも大切に扱っている。
口には出さないが、音屋の人々を本当の家族だと思っている。
家族の絆を誰よりも大事にする人。(のくせに暴走して人を実験材料にするからたまにお説教くらう)
レスティノーチェの本当の姿は、
十数年前姿を消したと伝えられる、西ノ大陸に在った今は滅びた国──ヴァンネル皇国の第二皇女殿下。
アレン・ヴァンネアーゼ、と皇国と他国では伝わっていた。
けれど本名は、アレン・リ゛ル゛・ヴィスティディリア。
現在は複数の名前を使い分けており、上記にある三つの名前もソレらの内の一つ。
なぜ複数の名を使い分けているかというと…
生まれた時に親から頂いた名前──本名がアレン・リ゛ル゛・ヴィスティディリアであるが、
そもそも本来、“ヴィスティディリアはもうコノ世界に存在しない一族”という認識が広く伝わっていたが為に、名を隠し暮らしていた。
レスティノーチェ(アレン)自身、人を避けるように宮中に隠して生きてきた。
奏歌(ソウカ)ノ民──ヴィスティディリアの一族に生まれたレスティノーチェ(アレン)は、七千年前に滅びたヴィスティディリア帝国の末裔である。
それも万世一系の皇族の血筋である。
時の帝国、ヴィスティディリア帝国は、ソノ民全てが奏歌(ソウカ)ノ民から成り立っていた。
けれども、ヴィスティディリア帝国は歴史の中で謎の滅亡を遂げる…。
好奇の目や畏怖の目、様々な視線に晒されてきた奏歌ノ民の血は、ソノ滅亡の折に全て滅びてしまったと伝えられていたが、
実は七千年経った今でも、奏歌ノ民の純血は薄れることなく、隠れるように静かに生き続けていた。
稀有の力を持つと伝えられてきた、創生ノ伝説に関わる伝説上の一族達。
数は大分減ってしまったが、七千年という太古の昔からの長い歴史の流れがあっても、生き続けているのは恐らく今は奏歌ノ民──ヴィスティディリアの一族を含んだ四大民族(創生ノ神話で、全ての始まりの国──神音台国(シンオンタイコク)を統べた才従(サイジュウ)ノ民──ィュルシュォウに仕えた、四つの民族達)と、
英雄ノ一族──全ての始まりの国を統べた才従ノ民──ィュルシュォウの一族だけであろう。
力を悪用しようとする者、好奇の目や畏怖の目、ソレら全てから隠れるようにして、ヴィスティディリア帝国の末裔──ヴァンネル国の皇族達は素性を隠して生きてきた。
国の誰にも、皇族と臣下以外の誰にも、自分達が奏歌ノ民であると知られぬ為に…。
故に、皇族達は自身の名をこう名乗る。
蒼き衣のヴァンネアーゼ、と…。
アレン・リ゛ル゛(リ゛ル゛は太古の昔から、奏歌ノ民の中では皇族王族という意味がある)・ヴィスティディリアと外では名乗らず、アレン・ヴァンネアーゼ、と…。
今名乗っているレスティノーチェとは、フィレトースの護り神である女神の名から頂いた名。
音屋──ツェプクで、フィレートスで、家族を護ると誓った時に、ソノ強い意志に驚き心が奮えた女神が彼女に贈った名。
奏歌ノ民──ヴィスティディリアであるということは明かしても、自身がヴァンネル国の皇女であると知られるとまずい理由もある為、素性を隠す為の名でもある。
けれども何より、レスティノーチェ(アレン)自身がこの名を好んだことにより、以後名乗ることにしている。
また、ラーシャが探しているクロンティスもレスティノーチェ(アレン)自身である。
ヴァンネル国が滅びた折、助けてくれた女性が養母として育てくれて、その間素性を隠す為にクロンティスという名をつけてもらった。(妹のルルには、エバという偽名をつけてもらった)
養母と暮らしている間、そして西ノ大陸から東ノ大陸に渡りフィレートスに来てから、音屋──チェプクと家族になるまでの間、また、フィレートスの護り神である女神──レスティノーチェから名を賜るまでの数年の期間はこの名を主に使っていた。
今はもう使っていないが、氷ノ魔女──クロンティスという名が有名になってしまったから、未だ彼女をクロンティスと呼ぶ人は減ることはなさそうだ。
今は氷ノ魔女──レスティノーチェである。
一人称は「僕」と「私」が混同するところがしばしば見受けられる。
元は「私」であったが、パートナーであるレマをなくしてから彼の一人称である「僕」を使うようになった。
想い人を忘れられず、口調や行動もレマに酷似する程にまでなっている。
しかし第二巻でレマの生還により、彼によって一人称や口調、行動が正されていくようになる。
なので再び一人称は「私」で統一されていく。
高音低音自由自在に使いこなして歌うことが出来る<スェヴリ>歌手。
その実力は最高レベル。
紅金ノ魔女──クロンティス・シャルルゴットと呼ばれており、リロードとパートナーだった。
水氷の薔薇狐とも呼ばれ、実験で人間と狐の姿を持つようになった。
目の色
紅…憎しみ
琥珀…怒り
青…拒絶
翡翠…穏やか
桃…溢れ出る愛・慈愛
菫…混乱
酷い方向音痴で有名人。
あと大食らい。腰はかなり細い。
宵闇ノ魔女──レイラ・ヴェ・ローザの弟子
レイラ・ヴェ・ローザの別名は「凛浄宵闇天仙龍(りんじょうよいやみてんせんりゅう)」
レスティノーチェの弟子としての名は「水廉想歌(すいれんそうか)」となる。
技一覧
序契(ジョケイ)
レスティノーチェがティリアエリル(神の力)から技を放つ時の詠唱が、「序契(ジョケイ)」という。
序契第七咲(ジョケイダイナナショウ) 楔螺神晶(セツラシンショウ)
光を凝縮し、ピンクがかった紫色の光に変わり、弾け、
弾けた光の中から淡い紫に似た菫色の水晶が現れる。
ソレは縦に長く渦巻き、真ん中に──小さな円柱でも入りそうな──大きな穴が空気や風の抵抗を受けずに四方八方へ両端は酷く鋭く尖った掠めるだけでも出血は免れないだろう、水晶の杭(くい)となり、飛来する。
その際、鈴のような澄んだ音が鳴り響く。
序契第八咲 椄螺神霊(せつらしんりょう)
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