1人が本棚に入れています
本棚に追加
/300ページ
フルネーム:ギヲガ
登場作品:民族伝承歌
年齢:年齢不詳(見た目は少年)
性別:男
身長:160cmくらい
一人称:ワタシ
髪色:黒
瞳色:黒と金
長い長い黒い髪に、黒と金の眼を持つ少年。
幼い頃から独りぼっちでずっと家族が欲しかった。
小さな猫を飼っていたが、猫が病気で亡くなり、
一族の者や両親がその後、鳥を与えたが、実験で自身の生み出した術によりその鳥を失ってしまう。
二度の悲しみと自身の力を恐れたことにより、ギヲガはもう生き物を飼わないと決意する。
(どちらもとても懐いていた)
しかしそれから少しの年月が経ち、森で怪我をしている動物を見つけて手当てをしたところ懐かれ、一族の村までその動物がついてきて…。
そして一緒に暮らすことになるが、過去の悲しさから距離を置いていた。
しかし動物は懐き、悲しそうなギヲガの手を撫でたり寄り添ったりと、悲しそうなギヲガの傷を治そうと綺麗な心で寄り添う。
やがてギヲガは一族と一緒に大切にその動物を育てることになるが、ギヲガの抑えられぬ力の影響を受けて次第に何かに苦しんでいく。
そして苦しんでいき、最後には黒い華へとギヲガの目の前で姿を変えてしまう。
とても懐いていてくれたから、悲しみが溢れギヲガの力は暴走。
そしてギヲガの目の前で、両親と一族の皆は黒い華へと姿を変えてしまう…。
そして華は目の前で花弁を散らし、枯れて落ちてしまった。
ギヲガは誰かと一緒にぬくもりを持って暮らしたかった。
でも自分は恐ろしい力を持っていて、抑えようとしてもできなくて…。
そんな時に手を伸ばして笑んでくれたのが、後に出会った憂姫だった。
しかしギヲガは母のような姉のような憂姫のぬくもりを欲したが故に、己の力──呪術で憂姫の命を奪ってしまう。
「ぇ…?」と目を見開くギヲガ。
やっと出会えたぬくもりを自らの手で消し去ってしまったギヲガは、悲しみ嘆き力を暴走させて、奪ってしまった憂姫の力で多くの魔神や邪悪なる者を生み出してしまった。
そして天姫に討ち取られる時、すべてを知った天姫は後にギヲガの魂を引き連れて天へと上ったとされる。
悲しい子供。
最初のコメントを投稿しよう!