マリアンヌ

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登場作品:ミストルァルタ 年齢:年齢不詳 誕生日:6月6日 性別:女 身長:168から170くらい 体重:秘密 出身地:海の中 一人称:私(わたし、わたくし)     マリアンヌ Marianne     ミストルァルタ に、忠誠と護衛を誓っている謎の女性。 以前は、記憶を失う前のミストルァルタと共に居たとのことだが、今のミストルァルタには理由(わけ)があってソレを伏せている。     ミストルァルタ はもともと、天空ノ巫女──カグヤと呼ばれており、マリアンヌはそんな巫女を護る護衛部隊──《コトハノヤ》全三部隊の内、第一部隊隊長という地位を持っていた。 同時に、カグヤを補佐する《四自然神》──ピエリフィーカの《水》を司る巫女で、《水ノ宮》と呼ばれていた。 故に主への忠誠心と、護衛心が強い。     水を巧みに操る力を持ち、どんな繊細なことも成す。 あらゆる乗り物に乗れ、時にはマザド・グラムヴィルを振るいあらゆる脅威からミストルァルタを護る。 武器であるマザド・グラムヴィルは、長剣──ラベレンピアと、長槍──トワラング・プランシャを扱う。 行動力の在る娘で、忠義に厚い人。 「今は私しかコノ方を御護りすることができないんだ、私が御護りしなければ!」という気持ちが強く、過保護とも呼べる程に接し、片時も側から離れることがない。 しかし自由奔放で好奇心旺盛、天真爛漫なミストルァルタに、時に頭を抱え、時に微笑みを見せる面も。 時には悩み、涙を流すミストルァルタを慰め、ソノ強さと優しさからミストルァルタの大きな心の支えとなっている。 だがそんな穏和で知的な彼女だが、一度ミストルァルタに害を成そうとする者を見ると変貌する。 ソノ姿から、彼女を見た者は皆口を揃えて、「水妃ノ疾鬼(パール・ヴィ・ラヴィアーシャ)(パール(美しい水、という意味)・ヴィ(妃の短縮形)・ラヴィアーシャ(疾風の鬼))」と呼ぶ。      マリアンヌのマザド・グラムヴィル 武器:編魔陣召還ディンピア、ラベレンピア、トワラング・プランシャ、最果ての三鉾(ペールプワング) 形状:長槍、長剣、三つ又の鉾 属性:水 媒体:大気中の水分 技名:ネレイス・マリア、ネレイス・アプサレス・マリアーデ ラベレンピア 湾曲した美しい長剣。 トワラング・プランシャ 身の丈よりも長い細い槍。 最果ての三鉾(ペールプワング) マリアンヌ自身が封じた、海をも割る強力な三つ又の鉾。 人魚族のノイノ族がマリアンヌに預け、マリアンヌがその強力さ故に封じた自身の持つ最大の武器。 編魔陣召還(ディンピア) 描いて文字の如く、魔方陣を編んで召還する技。 召還魔法の一種で、自身で陣を編み技を呼び出すという、とても高難易度の技である。 マリアンヌの場合は、空中で短い間に編魔陣召還(ディンピア)を編み、大量の水を呼び出す。 そして水を媒体にした大技の魔法を展開する。 というのも、空気中の水分を大量に使うわけにはいかないからである。 普通なら物理的な“物”を媒体にマザド・グラムヴィルを介して魔法を使用するのだが、 マリアンヌのように、ごくごく稀に自然物を媒体にして魔法を使用することが可能な者も居る。 しかしコレは誰にでも出来る事ではなく、多くは修行や鍛錬を積んだり、元々素質があるかに分かれることが多い。 マリアンヌの場合は修行や鍛錬を積み、勉学を重ね得た技で、編魔陣召還(ディンピア)で大量の水を呼び出す・召還することが容易に可能となった。 編魔陣召還を編む方法は、魔法を扱うにあたって誰もが体内に持っている魔素まそを体外に可視化させて、念じながら想像しながら指先で編む。 慣れない者は時間をかけて一つの指で間違えないように大きめの魔方陣を編むが、 マリアンヌは慣れているからか、いとも簡単に五本の指先でさらっと小さな魔方陣を1秒程で編んでしまう。      技一覧 ネレイス・マリア──水壁ノ槍 攻防一体型魔法。 編魔陣召還(ディンピア)で大量の水を召還し、水の壁を作り出す。 同時に術者の意志で水の槍を、水の壁から生み出し放つ。 薄い槍とも呼ばれ、近くをかすめるだけでよく切れる刃物と化した水。 ネレイス・マリア──雨杭 攻撃魔法。 編魔陣召還で大量の水を召還し、上空で大きな水の杭、槍を作り出す。 そしてソレらを一斉に対象に向かって放ち、落とす。 別名、水の雷。 ネレイス・アプサレス・マリアーデ──水鬼 自立型、自由意思系、攻撃魔法。 編魔陣召還で大量の水を召還し、最果ての三鉾(ペールプワング)で水の鬼を産みだす。 水の鬼は術者の指示を受けて対象に向けて強力な力技・物理攻撃を放つ。 放たれる水は岩のように固く、痛く、当たれば致命的である。 ネレイス・アプサレス・マリアーデ──水鬼龍 自立型、自由意思系、攻撃魔法。 編魔陣召還ディンピアで大量の水を召還し、最果ての三鉾(ペールプワング)で恐ろしい水龍を産みだす。 地球でいうリヴァイアサンのような存在。 堅い鱗はあらゆる攻撃を弾き、放つ波や水はいかなる防壁をも破壊する。 文字通り海の荒くれ者である。 術者であるマリアンヌ以外の指示を受けることはなく、マリアンヌの大きな怒りに比例して力が上がる。      彼女の意志はミストルァルタを護ることと、生きてきた長い時の中での自身の問いに答えを見つけること。 暗い過去と想いを抱える女性。 一人でいろいろと抱えてしまう性格。 しかし精神的にも強い面が幸いして、体調や精神面の影響は少ない模様。 また彼女は「宝海歌」の歌を知る一人でもある。 「宝海歌」とは、神音台国(しんおんたいこく)の在った時代に海を護り救った、三人の海の英雄を歌った歌。 また彼女の出身は、神音台国の時代から存在する古い人魚の一族である。 ミストルァルタには、かつての仕えていた主人の面影を感じるらしい。 性別は違えど、瓜二つの顔と同じような仕草や行動を取ることから、彼女は時折切なく寂しく悲しくなり、胸を締め付けられる想いを抱くこともあるとのこと。 だからこそ、より一層、かつて失ってしまった主人のようになることを恐れ、もう二度と失いたくないから、ミストルァルタに必死になる。 重ねてはいけないし全くの別の人だと分かっていても、愛しさと深い忠誠心が湧き上がる。
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