ピザとお好み焼きとは違うのにゃん!

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ピザとお好み焼きとは違うのにゃん!

『ピザはにゃあ。お好み焼きとは違うのにゃん!』  はぁっ。はぁっ。はぁっ。 「ほら、落ち着いて。どうどう。どうどう。  ミアンったら、どうしたのわん?  そんなに興奮して。一体全体なにがあったというのわん?」 「あっ、それはそうとにゃ」 「うわっ。急に話題を変えようとしているのわん」 「まぁいいじゃにゃいの。ウチはミーにゃんの親友にゃよ。大目に見てにゃ」 「それをいわれては返す言葉がないわん。  で、なにをいいたいのわん?」 「ピザはにゃ。400度から500度ぐらいで一気に焼き上げたほうがいいのにゃよ」 「へぇ」 「するとにゃ。外はカリカリ、中はふわふわ、とにゃってにゃ。  それはもうにゃんというかにゃあ、得もいわれん美味しさとにゃるのにゃん」 「なぁんかアタシも食べたくなったわん」 「にゃろ? そこでにゃ。一つお願いごとでもしてみようかと思っているのにゃん」 「熱いピザが食べたいとか?」 「いんにゃ。ウチのはもっと遠大にゃる計画にゃのにゃん」 「ピザで遠大ねぇ。まぁいいわん。  あっ、そういえば」  くるっ。 「ミーにゃん、どうしたのにゃ? 夜空にゃんか見上げて」 「おっ、ちょうどいいわん。ねぇ、ミアンも見てよ。ほら」 「見てってにゃにを……。ふにゃん! 星がたぁっくさん流れているのにゃよぉ」 「今夜、流星群が見られるとは聴いていたけどぉ……これほどとはねぇ。  ロマンチックな夜なのわん」 「にゃあんか神々が降臨してくるようにゃ神秘的にゃ眺めにゃん」 「うん。ばっちし、なのわん。さぁミアン。今こそ、やるがいいわん」 「やるってにゃにをにゃ?」 「さっきいったじゃない。お願いよ。  流れ星が消えるまでに願いごとを唱えるとね。かなうらしいわん」 「にゃ、にゃんと! 夜空への願い事が!  それは聞き捨てにゃらにゃいのにゃん。にゃら早速」
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