7人が本棚に入れています
本棚に追加
「行ったみたい…けど、まだ油断は出来ない」
「ねぇ、説明してよ…何が起きてるの?」
「…分からない。取り敢えず、仲間の居るところに移動しよう。2人でアイツの相手は無理だから」
教室から出ると暗くて不気味な廊下が続いていた。
物の配置も…掲示板も今日見た学校と全く同じだった。やっぱり、ここは学校なんだ。
やーちゃんに手を引かれて体育館の方に走った。運良くさっきの化け物は居なかった。
所々にクラスメイトの姿が確認できた。
「卓球場の倉庫がウチらの基地だよ」
「そっか!頑丈な扉があるもんね」
「うん」
体育館の地下にある普段使っている卓球場に着くと、卓球台はボロボロになってるし、窓は割れているが鉄板の様な物で覆われているみたいだ。
これじゃ外に行けない。
倉庫の前でやーちゃんは8、2、6の回数でノックした。すると扉が開いた。
「あれ?みー?」
「連れてきた」
「コレで6人になったね!」
中には女子1人と男友達3人がいた。
あ、この中に知ってる人はいるかな??
扉の鍵を閉めると堤防を築き、奥の広いスペースに移動した。
最初のコメントを投稿しよう!