∀nother。

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「行ったみたい…けど、まだ油断は出来ない」 「ねぇ、説明してよ…何が起きてるの?」 「…分からない。取り敢えず、仲間の居るところに移動しよう。2人でアイツの相手は無理だから」 教室から出ると暗くて不気味な廊下が続いていた。 物の配置も…掲示板も今日見た学校と全く同じだった。やっぱり、ここは学校なんだ。 やーちゃんに手を引かれて体育館の方に走った。運良くさっきの化け物は居なかった。 所々にクラスメイトの姿が確認できた。 「卓球場の倉庫がウチらの基地だよ」 「そっか!頑丈な扉があるもんね」 「うん」 体育館の地下にある普段使っている卓球場に着くと、卓球台はボロボロになってるし、窓は割れているが鉄板の様な物で覆われているみたいだ。 これじゃ外に行けない。 倉庫の前でやーちゃんは8、2、6の回数でノックした。すると扉が開いた。 「あれ?みー?」 「連れてきた」 「コレで6人になったね!」 中には女子1人と男友達3人がいた。 あ、この中に知ってる人はいるかな?? 扉の鍵を閉めると堤防を築き、奥の広いスペースに移動した。
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