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∀nother。
「∀notherを知ってるか?」
「ゲーム化した小説だろ?」
「そうそう!」
「ゲームは3作目もやったけど、どれも主人公がボスを倒す前に死んで終わっちゃう、エンディングのないクソゲーだわ」
「早く次の出ないかな?次こそエンディングまで行くかも知れないじゃん??」
「何者何だろうなぁ…小説の作者もゲームの監督も【バク】じゃん?」
先生が時間になっても来ない為、男子達はそんな話をしていた。
「お前らー、席つけしぃ」
「あ、もっちゃんキタ」
「…まぁ、新作はもうすぐ出んじゃん?」
「聞いてたんかい!」
「生徒の流行りは知っといて損は無いからな」
エンディング無いとかつまらな。
くだらなくてつい大きなアクビをした。
このあとクラス全員を巻き込んだ悲劇が起こるとも知らずに自分は呑気に過ごしていた。
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