Prologue

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ

Prologue

一体、いくつの時が流れたのだろう。 始まりの時を残して、終わりの来ない旅は続いていた。 行く先はあるが、しかしまだ見つからず。 ただただ続いているのは、恐怖の螺旋。 一体、幾人の人間がこの螺旋に巻き込まれただろう。 そして、?み込まれていったのだろう。 もはや始まりの人を失い、しかしそれでも続いていく。 それほどにして求めるべきものなのだろうか? しかし、それは続いている。 つまりは、それは求めるべきものなのだろう。 この渦の中心にはいつも、1つのものがある。 それは、求める世界。 それは、人間の理想郷。 そう、信じた先に、まだ見ぬ世界があるのだ。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!