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Prologue
一体、いくつの時が流れたのだろう。
始まりの時を残して、終わりの来ない旅は続いていた。
行く先はあるが、しかしまだ見つからず。
ただただ続いているのは、恐怖の螺旋。
一体、幾人の人間がこの螺旋に巻き込まれただろう。
そして、?み込まれていったのだろう。
もはや始まりの人を失い、しかしそれでも続いていく。
それほどにして求めるべきものなのだろうか?
しかし、それは続いている。
つまりは、それは求めるべきものなのだろう。
この渦の中心にはいつも、1つのものがある。
それは、求める世界。
それは、人間の理想郷。
そう、信じた先に、まだ見ぬ世界があるのだ。
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