2.だからって、そう来るか?

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「どれどれ。ふーん、まあ確かにそれなりに可愛いかあ。」 「!」  ようやく少しだけ笑った、だが突き放したような翔の物言いに、体を強張らせる三人。  (こちら)もどうしたことか、いつもの軽薄な笑みやチャラそうな雰囲気からは程遠い――――気がする。 「でーも、性格ブ◯っつーのは如何なモンかなあ? なあ侑? どう思う?」 「――」 「この子たちおまえのファンらしいぞ。何か言ってやれば?」 「西野、大丈夫か? それ片付けて早く帰ろう。高瀬も探してた」  少々意地の悪い振りをさくっと躱され、ブハッと翔が噴き出した。 「うっは、すでにかける言葉もないってか。――んね? 君たちわかった? 陰でこういうことしちゃう女の子、侑希(コイツ)ぜってー無理だよ?」  マットを器用に折りたたみながら次の大判シートを拾いに向かっている幼馴染を親指で指し示してやる。  そして――
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