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けどもっと本音を言うと。
「ああああっ、早く晴れてくんないかなー。青空の下で跳びたいぃぃぃ!」
騒音やガンくれがあろうが無かろうが、やはりそれが一番の望み。
雨にも負けず風にも負けず、モブにも、そして早杉翔さえいつかはギャフンと言わせ、自分は跳ぶのだ。
「そういえば西野って、なんで急にハイジャン?」
今さらだけどさ、とすぐ隣に並び立ち、侑希が窓枠に両肘をついてきた。
なんでこっち来るかなー?柚葉の隣に行ってくんないかなー?と思ったがそのまま表情に出すわけにもいかず、スペース的に詰めてやるフリをして柚葉側に半歩だけ避難する。
「んー? それって『チビのくせに』ってことー? 沖田くんまで早杉先輩みたいなこと言う?」
「そうじゃないって。ものすごくやる気にあふれてはいるけど、ガツガツ記録にこだわってる感じはないし……。なんでかな?って」
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