Stray cat

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新婚間も無くして離れ離れになったようなものだ。修哉からあふれ出す蒸気は否応なしにむつみに纏わりつく。 「ん、ぅっ……!」 修哉の舌がむつみの口内を弄り始めると、それに応えるように、従順な妻の舌は夫を追いかけ始めた。 「ほら、むつ…み……」 その手は白く細い腕を捉え、さらなる快感を求めて誘導する。 促されるままそこへ辿り着きふれると、憤りに対するプライドを無くしたそれは、諦めて彼女に縋っているとしか言いようがない。 「もっと…強く……」 従順なのだ。 彼女がそれに逆らった事など一度もない。
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