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スーパーのレトルトコーナーがあれば。
ジルと別れ、道を進んで商店通りへ行く。酒屋で中樽を買っていると、大樽にしたらどうだと店主に言われてしまった。
「やですよ、あれ本気で大きいじゃないですか」
「飲む量的にはちょうどいいくらいだろが」
どうやら買うペースが早いので、あっちの方がお得だと言いたいらしい。最初に聞いたから知ってますけどね。
「だがしかし! 俺は中樽を買います。あ、空いた樽置いてきますね」
「お前の名前でも刻んどいてやろうか?」
笑ってそういう店主に、ぜひ、と乗り気になる。
「掃除屋でお願いします」
「なんだ、あんた掃除屋なのか? にしては払いがいいな」
「特別な掃除屋ですから」
店主へ浄化をかけ、ね? と笑い店を出る。
新しいメンバーを増やしたい。各街に一人はいるようになったら、ちょっと面白いと思う。あれだ、情報屋みたいな感じで。
この街の掃除屋はどこだ? とか、引っ越しの掃除? なら掃除屋に頼みな、とか。
ほんのりハードボイルドな感じがしないでもない。……気のせいか。
帰宅して軽装に着替え、さっそく肉をタントン叩き切っていく。
フードプロセッサーを作ってもいいな。もう少し景気がよくなれば、食堂に売れるかもしれない。
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