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俺が気を許すのはクリスだから、キスの相手がクリスになったんだなって。とくに深くは考えなかった。
寝間着で酒を取りにサロンへ来るクリスの、無防備な首筋や足へ視線がいっても、それは普段隠している場所が目につくだけだと思っていた。
イゾッタがベラとイチャついているのを見る機会が増えて、変な夢をよく見るようになって、羨ましいのかなって思っていた。
俺の見る夢は、サロンで一緒に飲んでいるとき、クリスが隣に座っていたり、手を繋いでいたりするものだったから。
母さんに甘えていたみたいに、甘えたいのかなって、そう思っていたんだ。
けど、俺の見る夢は、どんどん過激になっていく。
サロンのソファーで、クリスと手を繋いでいる。繋いでいない手でグラスを持って笑っている、クリスの首筋に俺は顔を近づける。
首筋をたどり鎖骨を舐め、肩の方までいき首へ戻る。
クリスは笑っていて、俺はクリスの寝間着から出ている足を撫でていて、そのまま服を脱がしていろんなとこを舐めていた。
クリスは嫌がらないで、俺の頭を引き寄せキスをするから、夢中で抱きしめた。
その夢は強烈で、さすがに起きたとき、これはおかしいと思った。
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