黒兄弟

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 ルーリアの居場所を探知したら砦にいたので、リオに知り合いがいるから出したら街へ行っていると告げる。  第一砦のところでギルドカードを見せ、中に入り死体を並べていく。大物が多いので、職員があんぐりと口を開けていた。  討伐料は街のギルドでの支払いになるが、素材だけでも相当な金額となる。魔石は持ち帰ることにして、残りの清算が出るのをリオに任せて、俺は砦をあとにした。  すごい勢いでルーリアが走って来ていたので、内心すごく焦っていました。勧誘でもするんだろう。がんばれリオ。  ギルドの食堂でフードをかぶったままエールを飲んでいたら、リオから念話が来た。  ルーリアって女がしつこく、ついて来ていると言われ、それ知り合いと返し、続けて清算が終わったら念話してと伝えた。  二時間後に連絡がきたので、食堂から冒険者ギルドの受付まで行き、うんざりしているリオの腕に触れる。 「あら、知り合い?」  ルーリアがひょっこり顔を出し、よろしく、と手を出すのを無視して出口を指差す。  リオは俺の腕を掴み出口へ歩き出したのだが、ルーリアがついてくる。 「ねえせめてどこまで行ったのか教えてよ。ワームなんて近づいて来たら大変だし、どんな魔物がいたかも知りたいのよ」     
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