感染の神様

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現在の医学の進歩は目覚ましいものがあり、地球上の病気の原因で強い感染力を持つ病原菌は根絶されようとしていた。 そして、感染という病気が根絶されるときに死ぬ神様がいた。 その神様は天候も自然も願いも叶えられないけど、人々を感染させる力があった。 そしてこの物語は感染が根絶される数分間の物語である。 私は呆気に取られていた、人間が神様を殺す時代が来たのかと。元々、人間の願いで病原菌も作ったのに、それを人間によって排除される。 でも、どこかで私は諦めと葛藤があった。 あとこの世界から病原菌が無くなるまで数分というところだろう。 ここで、神様に1通の願いが届く。 (神様、彼の事を知りたいです) 部署が違うと思った。これは恋愛の神様の領域で私が扱うところではない。 恋愛の神様は羨ましい。この世に恋という感情がある限り消えない神様なのだから。 私はもう一度願いを見る。そして、ある方法を思い付く。 私は生きてられる、伝達とは感染であり、等しくイコールに近いものだと。 私は人間界に気持ちが簡単に伝わる感染病を作り、彼女が思っていた彼に植え付ける。 それからは簡単だった。 その病気は広まり、世界中の人間は本音でしか喋れなくなった。 そんな人間界を見て私は笑った。 「ざまぁ、みろ」
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