序章

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そこへ、見覚えのある人がやって来た。 「皆さん。こんにちは。今日は、生徒会の募集に来ました。やりたい人はいますか?」 今のは、生徒会長の長澤紅葉さんだ。 僕は、なんとなく手をあげた。しかし、周りは誰も手をあげない。 「じゃあ、君だけで決まりだね。ついてきて」 そう言って、僕に手を差し伸べた。 「いやいや、一応先輩はテレビで活躍するアイドルなんですからいいですよ」 先輩は人気アイドルグループの一員だ。 そう言ったが、先輩は強引に手をつかみ、引っ張っていく。 (ハァ…まあいいか。)
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