日常の1

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「春ちゃん大丈夫?昨日かなりの勢いで飲まされてたでしょう」 リビングの明るさで目がしょぼしょぼしながら、ソファに座っているうさぎをなんとか見つけた。 うさぎの大丈夫?は決して心配しているわけではないが、その目はじっとわたしの顔を見つめている。 「二日酔いは平気だけど…、顔は酷いことになってそう…」 「……」 寝起きのままリビングにきたので、鏡はまだ見ていないが、相当顔が浮腫んでいるに違いない。 目は口ほどに物を言うーうさぎの視線からわたしは察した。 「お昼食べる?さっき作ったパンケーキがちょっと残ってるけど」 「え、お昼?!うっそ…」 「もう14時前だよ。春ちゃん、オール明けのわたしより寝てるよ」 その一言で一気にわたしの目が醒める。 そりゃ、顔も浮腫むはずだ。 「だぁー、もぉー、あぁ、とりあえず顔洗ってくる!パンケーキ食べる!!」 気合いを入れようして声が大きくなる。 そんなわたしの発言を聞くまでもなく、うさぎはキッチンへ移動していた。
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