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喉元に押し当てられるリドリーの唇を感じながら、閉じたルナの目尻から涙の雫がこめかみに流れた。
リドリーはルナのその様子を気にかけながらも愛撫をそっと繰り返す。
耳に口付け、涙で濡れたこめかみに唇を寄せ、リドリーはルナの額にキスを落とした。
「僕にくれる?」
リドリーはルナの頬を両手で挟んで覗き込む。
「君の血を──…これからずっと…僕に分けてくれる?」
ルナの唇が少しだけ歪んだ。
「だめ?」
ルナは何故か泣けてくる瞼を両腕で隠し、繰り返すリドリーに首を横に振って答える。
リドリーにならくれてもいい──
きっと、グレイのように冷たい仕打ちはしてこない。
餌になるという立場は変わらなくとも、多分リドリーならずっと優しくしてくれる筈。
覚悟を決めたルナの手をリドリーは掴むとゆっくりと覆い隠していた顔から剥がしていた。
ルナの返事を聞いたリドリーの手がルナのドレスの裾を大腿まで手繰り上げる。
リドリーの指先が太股の側部をそろりと撫でるとルナは少し身を固くした。
「大丈夫…」
リドリーは安心させるように囁く──
意識して力を抜こうとするルナを手伝うように、リドリーはルナの大腿を外に広げると、下着を付けていなかったルナの秘部に直に指を這わせてきていた。
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