彼の甘い味が好き

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それから数年後のこと、聡が小学生の頃のことだ。 風邪が流行していて、聡も他聞に漏れず寝込んでいた。 高熱で食欲をなくしていた聡を心配した母親は、 ――何か食べたいものはないか? と尋ねた。 すると、聡の答えは―― 『マスター・・・・・・の作った・・・・・・デザートがいい』 母親は、『グリル ゆさ』へと出向いた。
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