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「じゃあさ、敬語と『先輩』禁止は、今度の週末までの宿題な」
「ええぇ?! そんなの短すぎますよ。もっと……」
しかし私の抗議は、いきなりのディープキスで塞がれた。
私の中に滑り込んできた彼の舌が、歯列の裏側をなぞり上げ、
愛撫するように私の舌をからめ取る。
その甘い官能に、思わず私の喉元から吐息が零れそうになった。
その時、チュッとねっとりとしたリップ音を残して、彼の唇が離れていく。
そしてニヤッと口元を歪めた彼が、コツンと私と額を合わせて囁いた。
うん、俺も『もっと』。
もうお前可愛すぎて、俺も、もっとお前が欲しくなっちゃった。
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