最低、からの。

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 最後の栄養ドリンクを並べ終えた彼女が、急にモジモジと俯いた。 「イヤあ、無理だってコレ。  ……赤野?」   「その…あの日、課長が仰いましたよね? 『鈍さは罪だ』 って」 「え…」  言ったっけ?  その時のことを思い出そうとしていると、彼女は決然と顔を上げた。   「課長、私……その『意味』がやっと分かった気がします」 「な…」  まさか。  ここにきて愛の告白__  いつかの夢は正夢か!?
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