第7章 ブラザーフット(つづき)

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「ナッちゃん……、ナッちゃん、すごく会いたかった」 フフッ……。 こうなる事は予測がついていただけに、思わず細く笑いが零れる。 そして、 「お帰り。お疲れさま」 私も大きな背中に手を回し、彼をそっと抱きしめ返す。 「ナッちゃん……」 「ん?」 私の肩に顔を埋めたままポツンと呼ばれ、 なぜか少しそのままじっと抱きしめられた後、ゆっくりと腕が緩められる。 そして、 「ナッちゃん……」 どこか切なげな彼の顔がゆっくりと近づいてくると、 小さくキスをして、コツンと額を合わされた。
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