学級委員

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授業が終わると、数人のクラスメトが私の席にやってきた。 「南城さん、ちょっといいかな?」 と廊下に呼び出される。 まさか「佐原くんと学級委員になりやがって!」的なやつじゃないよね?と少し身構えたけど。 「南城さん、よかったら学級委員かわってくれないかな?  この子がさ、貴臣くんの事好きなんだよね」 私にとってはありがたい申し出だった。 2年生は部活に打ち込みたいと思ってたし、この子も学級委員になりたいなら譲ってあげたらお互い損しないもんね? 「ほんと?じゃあお願いしようかな」 私が快諾すると 「よかったね、きょんちゃん!」 「南城さんありがとー!  私たちから先生に言っとくね!」 3人は揃って笑顔になり、パタパタと職員室の方に走って行った。
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