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「まさか一緒にテニス出来るなんて…しかもあたしといっちーがペア…死んだ…」
解散した後、私と優里と湊くんでファーストフードのお店に来ていた。
「しかもいっちー、点入ったら無邪気にハイタッチとかしてくるんだよ…やばいよもう…」
優里は興奮冷めやらぬようで。
「木崎先輩も一鷹先輩のファンなんですね。
すごく優しいしテニスも上手いしカッコイイですよね」
「湊くん…君も彼の魅力が分かる?
でもあたしはファンじゃなくてラブの方なの。
協力よろしくね?」
余程嬉しかったのかずっと超ハイテンション。
「俺で協力できる事があれば喜んで!」
湊くんは目をキラキラさせて優里との一鷹くんトークに花を咲かせている。
しばらくそんな2人を眺めていたんだけど。
「ところで湊くん、すごい上手かった!
去年までサッカー部だったとは思えないくらい。 あれだけ上手かったら先輩として私がしてあげられる事ほとんど無いかも」
今日のダブルスがとても白熱したのを思い出した。
「そんな事ないです!
今日すごく楽しかったし、また練習付き合ってくださいね」
私もテニスが大好きだし、それだけ熱意を持ってしてるのを見ると嬉しくなる。
私はもちろん、と答えた。
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