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チャイムが鳴ると同時に、一目散に優里の元へ。
「あきらさっき佐原くんと何話してたの?」
「一鷹くんと似てないなって見てたら声掛けられちゃって」
頭を抱える私に、優里はそんなことだと思ったと笑う。
「さっきあきらがこっちに来る時、佐原くん見てたよ、あきらのこと」
「うそ!?怒ってるのかな!?」
「大丈夫でしょー!
佐原くん1人の女の子に執着するようなタイプでもないじゃん?
それより早く部活いこ」
怒っていてもいいので、明日から平和な高校生活が送れますように。
祈るような気持ちで、ロッカーから荷物を取り出し優里と一緒に部室に向かった。
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