事情ありの結婚話と瀬戸際

15/35
前へ
/35ページ
次へ
「え、友達と遊ばないのか?」 「昼頃に終わらせてるし、帰ってきてるけど」 焦る声とともにメールを打ち始める波人は、おかしいと思っていた。見間違えてもきっと遊びなんだって思いたいから見ないようにしている。 結婚指輪だってくれた大切な人疑いたくなんてしたくなかった。 しかし、ご飯の支度を終えてテーブルに皿を並べて食べようと声をかけようとソファーを見ると、波人はそそくさと急いでるかのように「コンビニ行ってくる」と急に立ち上がり出した。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加