7人が本棚に入れています
本棚に追加
「…………」
「早く次、読めよ」
「……やっぱ練習やめる。したくない」
「おい。また諦めんの?いみ、」
「波人はなんで結婚したいって思ったの」
「好きだしこの人しかいないって思ったから」
「…………そうには見えない、」
波人と結婚してからの初めての喧嘩だったと思う
思わず呟いた本音に思わず焦りを覚えるが、それを聞いた波人はこちらに顔を向けた。
「は?どいう意味だよそれ、」
どっかで崩れる黒い感情は消えることなく、波人の言葉で思わず口が開く。
「私の気持ち考えてる?違うことしてない? 離れれば健全だって思ってやっているなら傷つくよ……浮気だって、会社の評価なんて気にして働かなきゃいけないって言ってないよ?」
最初のコメントを投稿しよう!