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「あぁ、おはよ……」
そう言った謎の女は透き通るような白い肌に髪の毛は長く綺麗な黒髪。
そして顔はかなりの美人で、思わず見惚れてしまう程だ。
少し謎の女を見つめた後、俺は我に返ってどうしてこのようになったのか、聞こうとした。すると俺の言葉を遮って女は言う。
「どうせ、昨日のこと覚えてないんでしょ?」
そう言うと俺を見てにやりと笑う。何やら裏がありそうな笑みに胸がザワザワした。
「昨日はだいぶ酔ってたもんね?」
もしかして俺は……この女と一夜を共にした?
いや、それはない! ありえない!!
俺には可愛い彼女がいるのだ。そんなこと絶対あってはならない。
今まで飲んで記憶を失くしたことはあっても知らない女と夜を明かすことはなかった。
俺もそんなに馬鹿ではないはずだ。
まだはっきりと起きていない頭の中で必死に考えているとガチャッと扉が開く音がする。
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