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「ふふっ……ふははははっ!!!」
するといきなり不気味な笑い声を出す恵。
「どうしたんだよ、何笑って……」
「誰が好きで裏切ったやつとやり直す馬鹿がいんのよ!!!!!!」
「えっ?」
「あんたのことなんか最初っから何とも思ってないわよ!!」
いきなり笑い出した恵は人が変わったように
そう言う。
「恵? どうし……」
「本当の復讐はこれからよ?」
恵は屋上のフェンスに手をかける。
「さよなら」
その瞬間、彼女の体が傾いた。
「めぐみ!!! めぐみ!!!!!!!!!」
必死にそう叫ぶけれど彼女の姿はもうそこには無かった。
“貴方が一番黒いのよ?”
“全てを知っていたのに私を愛したんだから”
君の瞳は真っ黒に染まっていた。
Black or White
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