嵐の夜の先に

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 男は、通話中の優人の下着を乱暴におろして、ぷるりと花茎を露出させた。あわてて両足をすりよせようとした優人の足首をつかんで、強引にひらかせる。 「あっ……やめろっ……っ」 「ユ、ユートさん?」  手でしごかれる。直接愛撫される快感に、優人は体をくねらせながら、なんとか声をおさえた。 「ん、んっ……な、なに?」 「か、か、帰ってきてくださいっ。やっぱり、嫌です。そんなところにユートさんがいるの。だから……」 「たけばやしくんっ」  男が優人の股間に顔をうずめる。すでに濡れそぼっている穂先を、容赦なくくわえこまれた。飢えた人間が肉にありついたかのように、無心にむしゃぶりついている。火傷しそうな熱い口腔にふくまれて、優人は背中をのけぞらせた。 「あ……あああっ」 「ユートさん?」  あきらかな困惑が小さなスピーカの声から伝わってきた。
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