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「ん、あっ。……ね、これ、きもちい? ……あっ」
自分でもすでに喘ぎながら、優人は一生懸命問いかける。誠一郎の顔を見ると、真っ赤な顔で目をうるませて、自分の手の甲を噛んでいた。
「ず、るいよ。……ちゃんと、声、きかせて……んんっ」
「ユートさん、男なのに……どうしてそんな、えっちな声が出るんですか」
「俺の声、好き?」
わざと耳元でささやく。
「やばいです」
泣きそうな声でそういい、誠一郎は、優人の手の上に自分の手を添えた。指の長い大きな手に包みこまれる、と同時に、ぐい、としごきあげられた。
「ああっ……すごい。やっ」
背筋を電流のように駆けぬける快感に、思わず腰からくずれかけた優人を、誠一郎の片腕が抱きとめた。背中をローションで濡れた手が触れる。
「ユートさん」
片手で抱きとめたまま、誠一郎は、もう片方の手でふたたびはちきれそうになった部分を握りこんできた。
「は、あ、気持ちいいですか?」
優人は目を半開きにして、こくこくとうなずいた。誠一郎の手が規則的に動き始める。くびれた敏感な部分を責められて、優人はびくっと体をのけぞらせた。
「ああっ……いい……きもちいい……あああっ」
すぐにでも絶頂をむかえてしまいそうだった。
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