ヤれない事情2

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 次の瞬間、目の前で閃光がはじけ、頭の中が真っ白になった。 「あ――――っ」  強烈な快感が全身を貫いていく。何度も、何度も。電流を浴びたように優人は体をつっぱらせた。 「あっ――あっ――――あああっ」  そのたび、誠一郎に握られた自分の一部は、活魚のようにはねて白濁をほとばしらせる。  彼の体にすがって、もだえ、耐えた。熱い液体が腹を汚し、腿をつたって流れおちていくのが感触でわかった。 「あ――ああ、ふ、う」  くらくらする。なんとか呼吸を整える。  誠一郎が、膝下にあったタオルの端をもって、濡れた体をふきあげてくれた。ぐったりとなった優人の脇から手を入れるように抱き、うやうやしくベッドに寝かしてくれた。 「今、すごく満足そうな顔してますよ」  ささやいて、誠一郎の指が額の汗をぬぐう。彼の前髪も、ひとすじ汗で頬にはりついている。
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