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月曜日。
木綿は黒板の前に立たされていた。
「当選おめでとう！！」
「ばんざーい！！」
すぐ後ろの黒板に貼り出されている選挙結果の文字をちらりと再度確認する。
生徒会長：長澤 充希（ながさわ あつき）
大島 わかな（おおしま わかな） 536票
副会長：竹内 木綿（たけうち ゆう）
一橋 和樹（いちはし かずき） 467票
会計：岡田 咲璃愛（おかだ さりあ）
大河内 颯（おおこうち そう） 243票
書記：堀辻 恵利花（ほりつじ えりか）
佐藤 亘（さとう わたる） 201票
庶務：池田 亜利沙（いけだ ありさ）
小林 吏（こばやし つかさ）196票
木綿がため息をついて視線を黒板から教室内へ戻すと、
「げ！」
両手サイズのくす玉が目の前に用意されている。
「何これ？！どうしたの？」
「作ったんだよ」
担任の野村先生と田中くんで、天井近くにセットしている。
ちゃんと割れるんだろうか？と和樹が隣で心配している。
「日曜日に慌ててつくったの？」
いらないよ。こんなの。絶対。誰も。
「立候補してから、ちょっとずつ作った」
野村先生のお手製らしい。
ちょっと感動。
野村先生、部活もあるのに。
「バスケ部の子に手伝ってもらって」
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