1人が本棚に入れています
本棚に追加
さて、生徒会立候補どうする?
朝、8:30のホームルームに間に合うように、野村先生と一緒に職員室を出る。
野村先生、こんな童顔で、俺よりちっさいのに、奥さんと3人の子供がいるなんて。
「え、どこで知り合ったんですか?」
「中学からの同級生」
「中学の時に、彼女いたんですか?」
「まさか」
「あ」
「でも」
「毎年チョコは貰ってた」
えええええ!!!!!
俺よりちっさいのに。
顔も童顔で、カッコいいわけではないのに。
「ホームルーム始めるぞー」
クラスにつけば、良くとおる声で、生徒を座らせる。
「えーと」
「今日は生徒会に立候補する人たちを紹介する」
「3年生長澤さんと大島先生」
「大島先生は国語担当」
「この二人は去年の生徒会メンバーでもある」
「次に」
「2年生岡田さんと大河内先生」
「大河内先生は理科担当」
「この二人も去年の生徒会メンバー」
「この2ペアは、○かXを書くだけでいい」
「その他の初出馬ペアは、それぞれの学年から1ペアだけ、選ぶこと」
「立候補したいペアは今週末までに」
「一橋先生、何か連絡事項はありますか?」
「ありません」
「じゃ、ホームルーム終わります」
最初のコメントを投稿しよう!