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思い立ったらすぐ行動。俺は咲の教室を訪れた。咲は友達の夏希ちゃんと水樹ちゃんと一緒にいた。
「咲ー」
「いない」
「...いや、めっちゃ目の前にいるんだけど」
「それは咲じゃない。だから帰れアホ犬」
「いや、無理」
「まぁまぁなっちゃん。いいやない。幸君どうしたん?咲ちゃんに何か用?」
「あー、うん。実はさ...って、もしかして今食ってるクッキー調理実習のやつ?」
「犬にあげる分はありません」
「なっちゃんきょう意地悪だなー」
「お前はなっちゃん言うな」
なぜか機嫌の悪いなっちゃんにいじめられながら、俺はクッキーを食べている咲に話かけた。
「咲ー?」
「咲さーん?」
「……もしかして小さいって言った事気にしてんの?」
ガタッ
「ごめんて咲!もう言わないから話だけでも聞いて下さい!」
そのあと何度か謝って座ってくれた咲に、美咲との事情を説明した。
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